FARO®は、Flash Technology™を搭載したHybrid Reality Capture™のリリースを発表します。Flash Technologyは、3Dレーザースキャンの精度とパノラマカメラのスピードを組み合わせた高速ワークフローです。スピードと精度のトレードオフ(SAT)に対応することで、スキャンプロジェクトについて、最大で約半分のスキャン時間を短縮することが期待できます。
Flash Technology を搭載したHybrid Reality Captureは、FARO Focus Premium Laser Scannerのスキャンモードであり、FARO Streamモバイルアプリから制御するアドオンサブスクリプションとして提供されます。FAROのSaaS型クラウドベース情報プラットフォームSphereからアクセスできるこのスキャンモードは、大量の3Dリアリティキャプチャースキャンを行うAEC(建築、エンジニアリング、建設)企業や、事故防止計画の一環として最悪のシナリオを軽減しようとする公共の安全分野の関係者に最適です。Hybrid Reality Captureは、現場の生産性を向上させ、予測可能な精度を確保し、最先端のカラー化された視覚的明瞭さを非常に手頃な価格で提供するイノベーションです。
最も初期の形態の3Dレーザースキャナーは1960年代にさかのぼります。ハイブリッドリアリティキャプチャを実現したハードウェアとソフトウェアは進化的なものであり、Flash Technologyは、今後数年間で大規模なプロジェクトのスキャン方法に革命を起こすでしょう。
Hybrid Reality Captureを有効にすると、30秒以内の高速スキャンが可能になります。独自のスマートアップスケーリングアルゴリズムにより、RICOH Theta Z1 360°カメラとFocus Premiumレーザースキャナーで撮影されたすべての画像とポイントが出力され、従来の方法で同じ解像度のスキャンを行うよりも鮮明に見えるフルカラースキャンに仕上がります。また、静止画とパノラマ画像の両方を高速で撮影するため、広い範囲を短時間でスキャンすることができます。
Flashにより、正確さのためにスピードを、スピードのために正確さを犠牲にする必要がなくなりました。つまり、大規模なプロジェクトにおいてはスキャンに時間かかかるという理由で行われなかった、竣工ドキュメントのための追加スキャンが可能になったということです。
Flash Technologyによって、スピードと精度の戦いに勝利したのです。